育児と仕事のお役立ちコラム
2025年4月17日
先輩ワーママに聞いた、子育てしやすい職場の特徴

~“女性”の多様な“働き方”が選べる社会へ~
「子どもが熱を出して、急に保育園から呼び出された」「運動会と仕事の大事なプレゼンが重なった」——働く女性たちの毎日は、育児と仕事の間で綱渡りのような日々です。そんな中で、先輩ワーママたちが口をそろえて語るのは、「制度よりも、理解が大切」という言葉。
確かに、時短勤務や在宅制度といった制度は心強い武器です。でも、それが“使いやすい雰囲気”でなければ、働き続けることは難しい。「制度はあっても、『また休むの?』と言われてしまうと結局使えない」という声もありました。子育てしながら働く女性にとって、本当に働きやすい職場とは、同僚や上司の理解、そして企業文化そのものが支えになっているところです。
また、フレックス制度やテレワークを活用して、自分のライフスタイルに合った“働き方”を選べることも重要なポイント。ある先輩ワーママは「9時~17時の固定勤務ではどうしても無理がある。もっと自由に働ける選択肢があると助かる」と話してくれました。時間や場所に縛られない働き方が広がれば、子育てだけでなく、介護や学び直しなど、人生の多様なフェーズを持つ女性たちにとって、大きな支えになるでしょう。
さらに印象的だったのは、「男性社員が育休を取ると、職場の雰囲気がガラッと変わる」という話。子育ては女性だけのものではないという意識が根付けば、誰もが「おたがいさま」と思える職場になります。これは女性の働きやすさを考えるうえでも、非常に大切な視点です。
子育てをしながら働くことは、決して特別なことではなくなってきています。一方で、「当たり前」にするには、まだまだ乗り越えるべき壁も多い。先輩ワーママたちの声は、そうした課題と希望の両方を映し出しています。
これからの時代、本当に求められるのは、女性がライフステージに合わせて柔軟に働き方を選べる社会。誰もが安心して自分らしく働ける未来のために、私たち一人ひとりができることを考えていきたいですね。